桃李談話室
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桃李1月定例句会のお知らせ  投稿者:丹仙 投稿日:2019/01/16(Wed) 14:58 No.2173   HomePage
兼題または当季雑詠

兼題T 歌会始
兼題U 成人の日
兼題V カルロス・ゴーン(不言題)

1月15日(火) 投句開始
1月22日(火) 投句締切 翌日選句開始
1月29日(火) 選句締切り  
1月31日(木) 披講    

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桃李12月定例句会のお知らせ 投稿者:丹仙 投稿日:2018/12/15(Sat) 15:51 No.2170   HomePage
兼題または当季雑詠

兼題T 年忘
兼題U 顔見世
兼題V 寒椿

12月15日(土) 投句開始
12月22日(土) 投句締切 翌日選句開始
12月29日(土) 選句締切り  
12月31日(日) 披講 

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選句をお願いします 丹仙 - 2018/12/23(Sun) 09:49 No.2171   HomePage

投句一覧

投句者:しゐ、松風子、秋童子、白馬、素蘭、素人、春愁、楽千、実生、丹仙、英治、明子

[1]:いつの日かまたと言ひおき年忘
いつのひかまたといいおきとしわすれ(年忘・年忘)

[2]:卯で玉子喰うて転寝年忘
うでたまごくうてうたたねとしわすれ(年忘・年忘)

[3]:旨さふな月を肴の年忘
うまそうなつきをさかなのとしわすれ(年忘・年忘)

[4]:海越しに富士見ゆる地の寒椿
うみごしにふじみゆるちのかんつばき(寒椿・寒椿)

[5]:思ひ死す心秘めるや寒椿
おもいしすこころひめるやかんつばき(寒椿・感椿)

[6]:顔見世の華やぎ町にひろがりぬ
かおみせのはなやぎまちに広がりぬ(顔見世・顔見世)

[7]:顔見世のはねて川風先斗町
かおみせのはねてかわかぜぽんとちょう(顔見世・顔見世)

[8]:顔見せの寄目を真似て恙無し
かおみせのよりをまねてつつがなし(顔見世・)

[9]:顔見世は踏切ありて道の先
かおみせはふみきりありてみちのさき(顔見世・)

[10]:顔見世や改装終えし南座の
かおみせやかいそうおえしみなみざの(顔見世・顔見世)

[11]:顔見世や巷は不況風吹けど
かおみせやちまたはふきょうかぜふけど(顔見世・顔見世)

[12]:顔見世やデフォルメされた役者の絵
かおみせやでふぉるめされたやくしゃのえ(顔見世・顔見世)

[13]:顔見世や見巧者をりし日の楽屋
かおみせやみごうじゃおりしひのがくや(顔見世・顔見世)

[14]:掛け軸の影に供へて年忘れ
かけじくのかげにそなへてとしわすれ(年忘・)

[15]:顔見世や紙衣姿の若旦那
かほみせやかみこすがたのわかだんな(顔見世・)

[16]:顔見世やなかなか上げぬ髷姿
かをみせやなかなかあげぬまげすがた(顔見世・)

[17]:寒椿一輪剪らん紅一輪
かんつばきいちりんきらんこういちりん(寒椿・寒椿)

[18]:寒椿いや増す紅き命かな
かんつばきいやますあかきいのちかな(寒椿・)

[19]:寒つばき首うちそろへ刑を待つ
かんつばきくびうちそろえけいをまつ(寒椿・)

[20]:さよならの笑顔は永久に寒椿
さよならのえがおはとわにかんつばき(寒椿・)

[21]:慎独といふ美しき徳寒椿
しんどくといふうつくしきとくかんつばき(寒椿・)

[22]:嗜みてふ言葉は死語か寒椿
たしなみてふことばはしごかかんつばき(寒椿・寒椿)

[23]:たんと飲みたんと語りて年忘れ
たんとのみたんとかたりてとしわすれ(年忘・)

[24]:蹲に一枝おかる寒椿
つくばいにひとえだおかるかんつばき(寒椿・寒椿)

[25]:天変の果てに1輪寒椿
てんぺんのはてにいちりんかんつばき(寒椿・寒椿)

[26]:冬至過ぎ心はれやか年忘れ
とうじすぎこころはれやかとしわすれ(年忘・冬至)

[27]:年忘して出直しを図りたし
としわすれしてでなおしをはかりたし(年忘・年忘)

[28]:年忘れ齢正しく伝へけり
としわすれよわいただしくつたへけり(年忘・)

[29]:庭掃除ぽつんと落ちて寒椿
にわそうじぽつんとおちてかんつばき(寒椿・)

[30]:一枝は手折りて亡父へ寒椿
ひとえだはたおりてちちへかんつばき(寒椿・寒椿)

[31]:忘年会大笑いして終わりけり
ぼうねんかいおおわらいしておわりけり(年忘・忘年会)

[32]:忘年会多病息災孫自慢
ぼうねんかいたびょうそくさいまごじまん(年忘・忘年会)

[33]:忘年は無し胆振にも陸奥も
ぼうねんはなしいぶりにもみちのくも(年忘・)

[34]:緑濃く冬の顔見世曼珠沙華
みどりこくふゆのかおみせまんじゅしゃげ(顔見世・)

[35]:持ち寄れるもの重ならず年忘
もちよれるものかさならずとしわすれ(年忘・年忘)

[36]:よく響く庭師の鋏冬椿
よくひびくにわしのはさみふゆつばき(寒椿・冬椿)



選句一覧 丹仙 - 2018/12/31(Mon) 06:27 No.2172   HomePage

白馬

天の句:[7]顔見世のはねて川風先斗町 こんな風流な感じが好きです。

地の句:[25]天変の果てに1輪寒椿 あちらこちらの天変地異。寒い中に残る一輪の椿。

人の句:[21]慎独といふ美しき徳寒椿 「慎独」良い言葉ですね。


秋童子

天の句:[36]よく響く庭師の鋏冬椿 心地よい響きが伝わってきます。

地の句:[24]蹲に一枝おかる寒椿 良き風情です。

人の句:[33]忘年は無し胆振にも陸奥も 被災地の師走。寒さが一段とこたえます。


鈴居

天の句:[29]庭掃除ぽつんと落ちて寒椿 寒そうで鮮やか

地の句:[31]忘年会大笑いして終わりけり 賑やかささとちょっと寂しい年の瀬

人の句:[4]海越しに富士見ゆる地の寒椿 富士はどの様でも絵になる


しゐ

天の句:[19]寒つばき首うちそろへ刑を待つ その首はあくまで静かに美しい。

地の句:[8]顔見せの寄目を真似て恙無し その顔は顔見世以上に魅力的だったはず。

人の句:[23]たんと飲みたんと語りて年忘れ 忘年会はこうでなくては。


実生

天の句:[3]旨さふな月を肴の年忘 うまそういい表現だ。月を喰うとは今まで思ってもしなかった。

地の句:[30]一枝は手折りて亡父へ寒椿 私も良く仏壇に。寒椿の赤はあかりの乏しい仏壇には映える。

人の句:[23]たんと飲みたんと語りて年忘れ たんと飲みたんと語りて、友はいい。


英治

天の句:[25]天変の果てに1輪寒椿 特に今年は色々と。

地の句:[7]顔見世のはねて川風先斗町 リズムがよい。

人の句:[18]寒椿いや増す紅き命かな 巧みである。


春愁

天の句:[8]顔見せの寄目を真似て恙無し 世は事も無し

地の句:[4]海越しに富士見ゆる地の寒椿 きれい

人の句:[3]旨さふな月を肴の年忘 面白い


素蘭

天の句:[36]よく響く庭師の鋏冬椿   三畳御殿憚りて咳

地の句:[21歳]慎独といふ美しき徳寒椿   茶坊主いぬる冬ざれの街

人の句:[31]忘年会大笑いして終わりけり   カリスマ転けて福と河豚汁?


明子

天の句:[36]よく響く庭師の鋏冬椿 景がよく見えます。硬質な冬の空気も感じられます。

地の句:[6]顔見世の華やぎ町にひろがりぬ この時期ならではの、日常を少し離れた華やかさです。

人の句:[23]たんと飲みたんと語りて年忘れ これぞ忘年会!


素人

天の句:[8]顔見せの寄目を真似て恙無し 情景が良く見えます。

地の句:[6]顔見世の華やぎ町にひろがりぬ 華やぐ雰囲気が好ましいです。

人の句:[31]忘年会大笑いして終わりけり そうありたいですね。


丹仙

天の句:[30]一枝は手折りて亡父へ寒椿 「一枝を」でなくて「一枝は」としたところに、作者の亡父への心遣いを感じました。

地の句:[23]たんと飲みたんと語りて年忘れ 「たんと」「かたりて」「わすれ」の頭韻のA音が心地よい。

人の句:[7]顔見世のはねて川風先斗町 「はねて川風」というところ雰囲気が良く出ていますね。



桃李11月定例句会のお知らせ 投稿者:丹仙 投稿日:2018/11/16(Fri) 20:09 No.2167   HomePage
兼題または当季雑詠

兼題T オリオン
兼題U スケート
兼題V 文化の日

11月15日(木) 投句開始
11月23日(金) 投句締切 翌日選句開始
12月01日(土) 選句締切り  
12月02日(日) 披講 

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選句をお願いします 丹仙 - 2018/11/24(Sat) 07:33 No.2168   HomePage

投句一覧

投句者:素蘭、鈴居、楽千、松風子、素人、しゐ、秋童子、春愁、実生、明子、丹仙

[1]:凍空に大見得切つてオリオン座
いてぞらにおおみえきっておりおんざ(オリオン・凍空)

[2]:起き上り小法師のやうなスケーター
おきあがりこぼしのようなすけーたー(スケート・スケーター)

[3]:オリオン座在りし日の街冬銀河
おりおんざありしひのまちふゆぎんが(オリオン・冬銀河)

[4]:オリオンの下で一献酌み交わし
おりおんのもとでいっこんくみかわし(オリオン・)

[5]:オリオンの夢を語るや水車小屋
おりおんのゆめをかたるやすいしゃごや(オリオン・)

[6]:オリオンや期末試験の準備中
おりおんやきまつしけんのじゅんびちゅう(オリオン)

[7]:オリオンや人何故ものを想ひたる
おりおんやひとなぜものをおもひたる(オリオン・)

[8]:かっこつけ スケート履いた 青春忌
かっこつけ スケートはいた せいしゅんき()

[9]:壁いっぱい「大人のぬりえ」文化祭
かべいっぱいおとなのりえぶんかさい(文化の日・文化祭)

[10]:胸奥の母といふ文字オリオン座
きょうおうのははといふもじオリオンざ(オリオン・オリオン座)

[11]:厨より妻の鼻歌文化の日
くりやよりつまのはなうたぶんかのひ(文化の日・文化の日)

[12]:高速のルッツきりきり凩一号
こうそくのルッツきりきりこがらしいちごう(スケート・凩一号)

[13]:こそばゆい水洗ノズル文化の日
こそばゆいすいせんノズルぶんかのひ(文化の日・文化の日)

[14]:粛々としてオリオンの深き闇
しゅくしゅくとしておりおんのふかきやみ(オリオン・オリオン)

[15]:生涯をぐうたらに生き文化の日
しょうがいをぐうたらにいきぶんかのひ(文化の日・)

[16]:スケーターあの太ももにあの速さ
すけーたーあのふとももにあのはやさ(スケート・スケーター)

[17]:スケートの足の捌きのキレッキレ
すけーとのあしのさばきのきれっきれ(スケート・)

[18]:スケートの靴底キラと傾きぬ
すけーとのくつぞこきらとかたむきぬ(スケート・スケート)

[19]:スケートの刃の座標幾何難しき
すけーとのはのざひょうきかむつかしき(スケート・)

[20]:スケートは苦手な科目ずる休み
すけーとはにがてなかもくずるやすみ(スケート)

[21]:太極拳演舞も見せて文化の日
たいきょくけんえんぶもみせてぶんかのひ(文化の日・文化の日)

[22]:田に氷育て村営スケート場
たにこおりそだてそんえいすけーとじょう(スケート・スケート)

[23]:母遺品 投棄できずに 文化の日
ははいひん とうきできずに ぶんかのひ()

[24]:氷上にひらく一輪冠者ひとり
ひょうじょうにひらくいちりんかじゃひとり(スケート・氷)

[25]:文化の日知人主催のリサイタル
ぶんかのひちじんしゅさいのりさいたる(文化の日)

[26]:文化の日平成の名を惜しみけり
ぶんかのひへいせいのなをしみけり(文化の日・)

[27]:文化の日明治の御世や偲ばれし
ぶんかのひめいじのみよやしのばれし(文化の日・)

[28]:庖丁も革命もあり文化の日
ほうちょうもかくめいもありぶんかのひ(文化の日・文化の日)

[29]:真先きにオリオン探す冬の暮
まっさきにおりおんさがすふゆのくれ(オリオン・冬の暮)

[30]:ミカン食べ居間より結弦応援す
みかんたべいまよりゆづるおうえんす(スケート・みかん)

[31]:三つ星のよく磨かれて冬深む
みつぼしのよくみがかれてふゆふかむ(オリオン・冬)

[32]:役立たぬことを訊くのも文化の日
やくだたぬことをきくのもぶんかのひ(文化の日・文化の日)

[33]:オリオンが サソリ嫌って 雲隠れ
オリオンが サソリきらって くもがくれ()



選句一覧 丹仙 - 2018/12/02(Sun) 10:13 No.2169   HomePage

楽千

天の句:[31]三つ星のよく磨かれて冬深む
冬の夜空が研ぎ澄まされて美しい。

地の句:[25]文化の日知人主催のリサイタル
知人の輝きで仲間の話題で賑わう。

人の句:[11]厨より妻の鼻歌文化の日
小さな幸せされど得難し。


しゐ

天の句:[22]田に氷育て村営スケート場
よく育ちますように。

地の句:[1]凍空に大見得切つてオリオン座
まさに冬空の舞台の花形。

人の句:[29]真先きにオリオン探す冬の暮
私も!


英治

天の句:[31]三つ星のよく磨かれて冬深む
澄んだ夜空。

地の句:[11]厨より妻の鼻歌文化の日
平和である。

人の句:[15]生涯をぐうたらに生き文化の日
そんな気になる。


秋童子

天の句:[31]三つ星のよく磨かれて冬深む
冬の星座。いよいよ主役の登場です。

地の句:[29]真先きにオリオン探す冬の暮
この時期ならでは、ですね。

人の句:[13]こそばゆい水洗ノズル文化の日
そこですか!


実生

天の句:[9]壁いっぱい「大人のぬりえ」文化祭
恥ずかしげもなくという作品もあり。町内会文化祭で。

地の句:[11]厨より妻の鼻歌文化の日
のどかだなぁ。

人の句:[29]真先きにオリオン探す冬の暮
さて、探すか。


素蘭

天の句:[10]胸奥の母といふ文字オリオン座
海よ、僕らの使ふ文字では、お前の中に母がゐる。そして母よ、仏蘭西人の言葉では、あなたの中に海がある。
(三好達治「郷愁」より)
凍てつく夜空、そこには母という名の星標が・・・

地の句:[1]凍空に大見得切つてオリオン座
写楽の役者絵さながら

人の句:[15]生涯をぐうたらに生き文化の日
Homo ludensというか高等遊民というか、ある種の理想ではあります。


松風子

天の句:[31]三つ星のよく磨かれて冬深む
冬空に輝くオリオン座の景色が出ています

地の句:[18]スケートの靴底キラと傾きぬ
一瞬をとらえたところがいい

人の句:[29]真先きにオリオン探す冬の暮
オリオンを探す気持ちが出ています


鈴居

天の句:[11]厨より妻の鼻歌文化の日
若い

地の句:[20]スケートは苦手な科目ずる休み
スケートが科目なんてあり得ないー!

人の句:[6]オリオンや期末試験の準備中
生活観がある


明子

天の句:[31]三つ星のよく磨かれて冬深む
冴えざえとした冬の星が目に浮かびます。寒さに身の引き締まる思いです。

地の句:[26]文化の日平成の名を惜しみけり
改めて平成も終ってしまうと実感。

人の句:[32]役立たぬことを訊くのも文化の日
文化の日だからって無理に恰好つけろることは無いですもの。


丹仙

天の句:[13]こそばゆい水洗ノズル文化の日

明治節を「文化の日」と改称し「自由と平和を愛し、文化をすすめる日」とした昭和23年の祝日法には、何かを隠蔽し、綺麗事のみ語るいかがわしさ有り。これを「水洗ノズル」の「こそばゆさ」に配合したところ、鋭き風刺の精神を感じ秀逸と思いました。

地の句:[28]庖丁も革命もあり文化の日

なんとはなしに惹かれました。

  革命は厨房(くりや)にありき三徳を兼ぬる包丁捨身(しゃしん)の剣(つるぎ)

人の句:[15]生涯をぐうたらに生き文化の日

ぐうたらを自覚する人は決して「ぐうたら」ではなく、「文化人」ならぬ文化人なるやも。狐狸庵。



桃李10月定例句会のお知らせ 投稿者:丹仙 投稿日:2018/10/15(Mon) 08:26 No.2164   HomePage
兼題または当季雑詠

兼題T 秋時雨
兼題U 火祭
兼題V ハロウィン

10月15日(月) 投句開始
10月22日(月) 投句締切 翌日選句開始
10月29日(月) 選句締切り →11月01日(木)に延期します 
10月31日(水) 披講 →11月02日(金)に延期します

管理人の事情により、選句締め切りと披講の時期を上のように延期しました。

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選句をお願いします 丹仙 - 2018/10/26(Fri) 16:50 No.2165  

投句者:楽千、素蘭、しゐ、春愁、秋童子、実生、松風子、明子、素人、鈴居、英治、翔河川、丹仙

[1]:秋時雨橋を渡れば昔町
あきしぐれ はしをわたればむかしまち(秋時雨・秋時雨)

[2]:秋時雨穢土の敵は流し目で
あきしぐれえどのかたきはながしめで(秋時雨・秋時雨)

[3]:秋時雨さんまのしおやき熱燗で
あきしぐれさんまのしおやきあつかんで(秋時雨・)

[4]:秋時雨手に吹掛ける己が息
あきしぐれてにふきかけるおのがいき(秋時雨・)

[5]:秋時雨人影消えし河童橋
あきしぐれひとかげきえしかっぱばし(秋時雨・秋時雨)

[6]:医師またも加齢を言へり秋時雨
いしまたもかれいをいえりあきしぐれ(秋時雨・)

[7]:運悪く傘持たぬ日の秋時雨
うんわるくかさもたぬひのあきしぐれ(秋時雨・秋時雨)

[8]:大風や鞍馬火祭吹き飛ばし
おおかぜやくらまひまつりふきとばし(火祭・火祭)

[9]:幼子にもかなしみはあり秋時雨
おさなごにもかなしみはありあきしぐれ(秋時雨・秋しぐれ)

[10]:街道の名残の榎秋時雨
かいどうのなごりのえのきあきしぐれ(秋時雨・秋時雨)

[11]:かの国の死者たち陽気ハロウィン
かのくにのししゃたちようきはろういん(ハロウィン・ハロウィン)

[12]:逆算の余生に拍車秋しぐれ 
ぎゃくさんのよせいにはくしゃあきしぐれ (秋時雨・秋しぐれ)

[13]:暗闇にカボチャが嗤ふハロウイン
くらやみにかぼちゃがわらうはろういん(ハロウィン・)

[14]:くり貫かれ目鼻つけられ南瓜座す
くりぬかれめはなつけられかぼちゃざす(ハロウィン・南瓜)

[15]:玄関の南瓜に目玉ハロウイン
げんかんのかぼちゃにめだまはろういん(ハロウィン・)

[16]:幻視今あかあかと火の祭かな
げんしいまあかあかとひのまつりかな(火祭・祭)

[17]:仕上がりはムンクの叫び南瓜彫る
しあがりはムンクのさけびかぼちゃほる(ハロウィン・南瓜彫る)

[18]:したいことしないと決めて秋時雨
したいことしないときめてあきしぐれ(秋時雨・)

[19]:渋谷は雨畑のカボチャ待つハロウィン
しぶやはあめはたけのかぼちゃまつはろうぃん(ハロウィン・)

[20]:10月やハロウィン嫌いもジャンボ籤
じゅうがつやはろうぃんぎらいもじゃんぼくじ(ハロウィン・10月)

[21]:誰が誰どこもかしこもハロウイン
だれがだれどこもかしこもはろういん(ハロウィン・)

[22]:忠犬は微動だにせず秋時雨
ちゅうけんはびどうだにせずあきしぐれ(秋時雨・)

[23]:電車中コウモリ1羽座ってる
でんしやなかこうもりいちわすわってる(ハロウィン・コウモリ)

[24]:涙滲ませ火祭に参じたる
なみだにじませひまつりにさんじたる(火祭・火祭)

[25]:ハロウィンやケルトに旧きi妖魔伝
はろうぃんやけるとにふるきようまでん(ハロウィン・ハロウィン)

[26]:ハロウィンや魔女ひとごみをそぞ歩き
はろうぃんやまじょひとごみをそぞあるき(ハロウィン・)

[27]:ハロウィンの仮装で帰宅園児たち
はろういんのかそうできたくえんじたち(ハロウィン・ハロウィン)

[28]:半平太 濡れて帰れず 秋時雨
はんぺいた ぬれてかえれず あきしぐれ(秋時雨・)

[29]:独り居に誰かの気配秋時雨
ひとりいにだれかのけはいあきしぐれ(秋時雨・秋時雨)

[30]:火祭りの松明闇を焦がしゆく
ひまつりのたいまつやみをこがしゆく(火祭・火祭)

[31]:火祭や一度は行って見たきもの
ひまつりやいちどはいってみたきもの(火祭・火祭)

[32]:火祭や父より継ぎし我が血潮
ひまつりやちちよりつぎしわがちしお(火祭・)

[33]:火祭やひそと牛若紛れ込む
ひまつりやひそとうしわかまぎれこむ(火祭・火祭)

[34]:火祭りを やりたく思う 外来種
ひまつりを やりたくおもう がいらいしゅ(火祭・)

[35]:火祭りや神輿の綱に縋りつく
ひまるりやみこしのつなにすがりつく(火祭・)

[36]:病むひとに火祭りの景ツイートす
やむひとにひまつりのけいついーとす(火祭・)

[37]:ハロウィン もみの木に 髑髏が揺れる 
ハロウィン もみのきに どくろがゆれる (ハロウィン・)

[38]:ハロウィンや黒猫の娘の眼が光る
ハロウィンやくろねこのこのめがひかる(ハロウィン・)



選句一覧 丹仙 - 2018/11/02(Fri) 11:12 No.2166  

春愁

天の句:[22]忠犬は微動だにせず秋時雨
健気、賢い

地の句:[2]秋時雨穢土の敵は流し目で
座五が、きいている

人の句:[21]誰が誰どこもかしこもハロウイン
渋谷スクランブル、少々異常

楽千

天の句:[17]仕上がりはムンクの叫び南瓜彫る
この連想に脱帽。

地の句:[16]幻視今あかあかと火の祭かな
今夜も妄想で眠れそうもない。

人の句:[10]街道の名残の榎秋時雨
時代を越えて旅人を見てきた榎。

しゐ

天の句:[18]したいことしないと決めて秋時雨
かと言って、したくないことを済ませてしまうにも、やはり億劫なこの天気。

地の句:[6]医師またも加齢を言へり秋時雨
しかも、パソコンから目を離さぬままこれを告げるドクターの何と恨めしいこと。

人の句:[34]火祭りを やりたく思う 外来種
外来種植物のあまりの繁殖力に、ふと、火を放ちたい衝動が……

秋童子

天の句:[9]幼子にもかなしみはあり秋時雨
よくわかります。

地の句:[18]したいことしないと決めて秋時雨
この決断。

人の句:[28]半平太 濡れて帰れず 秋時雨
春雨なら帰れたのに。

実生

天の句:[22]忠犬は微動だにせず秋時雨
農業土木の先駆者上野英三郎と現場を走ったのかもしれない、秋時雨どこで出会ったのかな。用水を貯めるのをやめた頭首工。

地の句:[33]火祭やひそと牛若紛れ込む
幻想的な。

人の句:[13]暗闇にカボチャが嗤ふハロウイン
不気味。

素蘭

天の句:[24]涙滲ませ火祭に参じたる
情は情として………

地の句:[6]医師またも加齢を言へり秋時雨
医師もまた己が加齢をそぞろ寒

人の句:[14]くり貫かれ目鼻つけられ南瓜座す
rape of pumpkin?

松風子

天の句:[10]街道の名残の榎秋時雨
亭々とそびえ立つ榎の雨の中の景が見えます

地の句:[29]独り居に誰かの気配秋時雨
屋根をうつ時雨の音が、あたかも誰かがいるように思えることはよくあります

人の句:[32]火祭や父より継ぎし我が血潮
火祭りを受け継ぐ我が家系の血潮をあらためて知るという感慨

鈴居

天の句:

地の句:[30]火祭りの松明闇を焦がしゆく
闇と秋の冷え込みが感じられる。

人の句:[5]秋時雨人影消えし河童橋
道具買で賑わう河童橋。雨の為か景気の曇りか、もの寂しい風景

英治

天の句:[37]ハロウィン もみの木に 髑髏が揺れる 
雰囲気あり。

地の句:[10]街道の名残の榎秋時雨
格調のある句。

人の句:[17]仕上がりはムンクの叫び南瓜彫る
ムンクがよい。

素人

天の句:[12]逆算の余生に拍車秋しぐれ 
死期を定めての逆算。切ないものがあります。

地の句:[36]病むひとに火祭りの景ツイートす
元気づけ。良くなったら一緒に見に来ようと。

人の句:[14]くり貫かれ目鼻つけられ南瓜座す
すっかり風物詩となって定着の感ありですね。

明子

天の句:[29]独り居に誰かの気配秋時雨
微かだけど確かな気配。

地の句:[16]幻視今あかあかと火の祭かな
炎のもたらす非日常の世界です。

人の句:[27]ハロウィンの仮装で帰宅園児たち
可愛いい魔女たちが楽しそうに帰ってきました。

翔河川

天の句:[01]秋時雨橋を渡れば昔町
橋の向こうにあるノスタルジー

地の句:[10]街道の名残の榎秋時雨
昔の旅人が休んでいそう

人の句:[36]病むひとに火祭りの景ツイートす
いっしょに来たかった

丹仙

天の句:[9]幼子にもかなしみはあり秋時雨
かなしみ、あり、あきしぐれ、の母音「あ」の頭韻が、あたかもモーツアルトの音楽のごとく、明るさのうちに駆け抜ける悲しみを感じさせます。

地の句:[11]かの国の死者たち陽気ハロウィン
ハロウィンの祭りの起源は、生者と死者の交流ですから、日本のお盆とにていますが、やはり「かの国」の死者は、あまり湿っぽくなく陽気な雰囲気の祭りになりました。

人の句:[36]病むひとに火祭りの景ツイートす
現代的な情景がよく浮かびますね。



お知らせ 投稿者:ぽぽな 投稿日:2018/09/29(Sat) 05:30 No.2161   HomePage
お久しぶりです。ちょっぴりお知らせに参りました。
現在発売中の本阿弥書店『俳壇』10月号「新若手トップランナー」に月野ぽぽなを取り上げていただいています。また角川書店『俳句』10月号には15句掲載していただいてます。機会がありましたらどうぞご覧下さい。
また句会にも参加させていただきます。よろしくお願いいたします。



Re: お知らせ 丹仙 - 2018/10/05(Fri) 11:28 No.2163  

『俳壇』10月号に寄稿されたぽぽなさんの「私と俳句」というエッセー、興味深く読みました。ニューヨーク在住のぽぽなさんが米国と日本との距離を飛び越えて、桃李歌壇の句会に参加された当時のことは良く覚えています。あれはもう16年前のことだったのですね。エッセイの中で触れられた

花冷えや母の匂ひの貝釦

は、平成18年4月の句会桃李の最高点の句でした。

ぽぽなさんは、その後、金子兜太主宰の「海程」に入会され、角川俳句賞を受賞(第63回)され、文字通り「新若手トップランナー」として活躍されています。

本阿弥書店『俳壇』と角川書店『俳句」10月号に寄せられた
25句から、私にとって特に印象深かった句を挙げますと

 朝顔の花びらはいちまいの水

加賀の千代尼の「朝顔や釣瓶とられて貰水」とおなじく早朝の朝顔の水を含んだ佇まいを「いちまいの水」と言い切った来たところにところに魅力を感じました。


 銀漢を吸い込んでから手紙読む
 調弦のところどころを星走る

は伝統俳句の季語を使いつつコスモロジカルな(大宇宙と小宇宙の)照応を見せています。天文と音楽を統合したピタゴラス派の音楽論が、一篇の詩となって日本の俳句に出てきたことを喜びたいと思います。

 竜淵に潜んで一粒の地球

は、「竜が淵に潜む」という古代中国のコスモロジーを下敷きにした秋の俳句ですが、地球を芥子粒のように小さな存在とみる視点をとることによって大宇宙と作者が一体となっている感触があり、そこに新鮮味を感じました。

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